「インターネット」を考えよう その2

blog10-2

「電話などインターネット以前のネットワークは『集中型ネットワーク』でした。『集中型ネットワーク』は管理が比較的簡単なのですが、壊れた時の復旧が大変という弱点があった。その弱点を解決するために、中継が複数ある、つまり『集中型ネットワーク』同士をつないだ『分散型ネットワーク』という概念が生み出されたんです。そうすれば一つ中継が壊れても、他の中継を使うことができる。インターネットはこの新たな概念を基にして世界中のネットワークを接続して一つにすることで、人々がどんな時でもつながっていられる環境を実現したわけです」
「『人々がどんな時でもつながっていられる』、か。すごいわ。もうインターネット抜きでは社会が成り立たないもの。インターネットを使い出す前とはきっと感覚も違ってるわよね」
ゆきこさんはため息をついてその変化の早さに思いを馳せました。
「そうですね、距離も時間も関係なくなった。自分の脳以外にもう一つ、みんなで共有出来る巨大な脳を手に入れたようなものかもしれません。生きた脳が変化し続けるように、インターネットも常に変化するものです。だからそんなインターネット上にある『ホームページ』もやっぱり、変化し続けることを前提に作られているんです」
「そうね、毎日頑張って更新しているわ。面倒なことも多いけど、どんな時でもつながっていられるものだからこそ、思いもかけない反応があったりするのよねえ」
「『ホームページ』はインターネット上の『もう一人の自分』です。人と人のコミュニケーションであるという点では、今までとなんら変りません」
「せっかくの便利な道具なんだもの。楽しく使い続けていきたいわね」
「そのお手伝いならお任せください!」
「よし、頼んだ!」
ゆきこさんとホムペくんは改めて固い握手を交わします。
「ところでホムペくん」
「なんです?」
「今のホムペくんって……その……何番目のホムペくん?」
「なに言ってんですか、何番目もなにもありません。私は私、ホムペですよ」
ホムペくんはふふふ……と笑いながら、ネットは広大なんです、とつぶやきました。

「インターネット」を考えよう

blog10-1

「そうか……当たり前すぎて考えたこと無かったけど、こういう動きにもちゃんと名前があるのよねぇ」
「そうなんです。なにも無い所から誰かが考えだしたものなんです。ハイ、ではここで問題!」
ホムペくんはクイズの司会者のように高らかに声を上げました。
「なぁに、急に」
「『ホームページ』、とはどういう意味でしょう?」
「え?えーっとだから、ウェブ、で見られるこういうののことでしょ?」
自分の『ホームページ』を指し示しながら、ゆきこさんは怪訝そうにしています。
「そうですね、それでも間違いでは無いんですけど……」
「あら?」
「『ホームページ』とは、本来はこの、インターネット上のページを見るためのソフト」
言いながら、パソコンの画面に表示されている青い「e」のマークをクリックしました。
「『インターネットエクスプローラ』?」
「それは商品名ですね。このソフトそのものの名前は『ウェブブラウザ』です。この『ウェブブラウザ』を起動した時に一番最初に出てくる……」
インターネットエクスプローラを開発した『Microsoft』のサイト、『MSN』のページが現れます。
「この、ページのことを言います」
「そうだったの!知らなかったわ」
「『ホームページ』という言葉は当初の意味から外れてどんどん拡大解釈されてゆき、現在はすべてのページをそう呼ぶようになってしまったんです。でも厳密に言うならば、ゆきこさんの思う『ホームページ』は『ウェブサイト』、と呼ぶべきものなのです。『ウェブサイト』とは、ページの集まりのことですから」
「むむ……ちょっと混乱してきた」
ゆきこさんは眉根を寄せながらこめかみをさすっています。
「では、今までの話を整理しましょう」
ホムペくんは改めて姿勢を正し、ゆきこさんに向き直りました。
「パソコンやスマホなどの端末と端末をつないだネットワークが『インターネット』」
「そのインターネット上で行われているサービスが『ウェブ』……」
「そして『ウェブ』とは、ページとページとのつながりのことです。インターネットの前にも、電話という通信方法はありましたよね。でも、そこには大きな弱点がありました」
「弱点?それってどんな?」
「それを説明するために、ゆきこさん、糸電話をやりましょう」

つづく

アクセス解析でわかること

blog09-1

「アクセス解析とは、『ホムペに来てくれるお客さんがどんな人たちなのか調べること』です。その上でお客さんたちの望むものを用意するようにすれば、皆さん喜んでくれるはずですよね?」
「そりゃそうやな」
「アクセス解析ツールにも色々と種類があります。ひとまず無料のものを導入して、しばらく様子を見てみましょう」
ツールを導入して一ヶ月が経ちました。
「このホムペを見に来てくれたお客さんの数を『アクセス数』と呼びます。今日は……0人ですか」
「うん……」
「全てはここからですよけんじさん。じゃあ次にこのアクセス数を詳しく調べてみましょう。アクセス数にも種類があって、主な所に『ユニークユーザー数(UU)』と『ページビュー数(PV)』があります。」
「『ユニーク』?おもろい人?」
「そうではなく。このユニークは『唯一の』という意味です。ユニークユーザー数はお客さん一人一人を判別した上でのアクセス数のこと。つまり同じ人が二回ページを見てもユニークユーザー数は『1』なわけですね」
「ほな、単純にお客さんの人数ってことでええのかな?ネットやと見た目で客の確認は出来ひんから、話がややこしくなるんやな」
「その通り。もう一つのページビュー数はお客さんが誰かは関係なく、ホムペ内のページが見られた回数のことです。この二つを見て、このホムペの繁盛具合を確かめられます」
ホムペくんは早速確認画面を表示しました。
「おっと見てください。この商品のページはUUが10でPVも10、こっちの商品のページはUUが1でPVが10です。この二つのページはどう違うでしょう?」

blog09-2

「UUが10ってことは、見た人が10人。PVも10で『10人が1回ずつページを見た』訳か。ありがたいことやな。もう一つはUUが1、PVが10で、『1人が10回ページを見た』訳や。めっちゃ気になってるみたいやな……一人だけやけど……」
「そうですね。この二つのページの違いをどう判断するかはページの性質によります。データベースサイトなどであれば、たくさんのお客さんが来てくれなくても、一人の人をそこまで引きつけるページは良いページだと判断することもできるでしょう。でもうちは販売サイトですからね。千客万来、たくさんの人に来てほしいわけです。なので、UUが多いページが良いページと判断した方が良いでしょうね」
「せやなぁ」
「では次は、この全体のお客さんの数からさらに、新規のお客さんとリピーターのお客さんの比率を見てみましょう」
「うーん、見るの何か緊張するな……おりゃ!お、一人だけリピーターが!」
「新規のお客さんが増えるのも良い事ですが、そこからさらにリピーターを増やす事は販売サイトの基礎体力を上げることにつながります。今は一人ですが、さらに色んな人に何度も来てもらうことを目指しましょう」
「リピーターさん……ありがとうございます……」
「お客さんが一度訪問しただけでもう来なくなってしまうのは、お客さんの求めるものがここに無いからでしょう。そこで、お客さんがなにを求めているのか。これを調べてみましょう」
「どないすんの?アンケート取るとか?」
「そういう手もありますが、このアクセス解析にはちゃんとそれを調べられる機能がついているんです。それが『検索キーワード』です。つまり、お客さんがどんな言葉を検索してこのホムペにたどり着いたのか、を調べられるんです。お客さんがなにを求めているのかが、ここから分かります」
「なぁるほど。ナニナニ……『トンテキ』?なにこれ」
「……それはけんじさんがこの前ブログに書いた、美味しいトンテキの話を見た人のキーワードです」
「なんやそうか。あれほんま旨かったんよ~」
「良かったですね。どんなきっかけであれお客さんが来てくれることはありがたいですけど、『トンテキ』を求めてきた人がこのホムペで商品を買う可能性はやっぱり低いです。キーワードはたくさんありますが、重要なものをしっかり見定めましょう。このキーワードが重要と分かったら、ページになるべく記述しておくようにする。そうすれば、より検索でこのホムペを見つけてもらいやすくなります」
「うんうん。よし、メモろ」
「では最後に、お客さんがどこからこのホムペにやって来て、どんな風に中身を見て、そして去っていくのか。全体的な動線を見てみましょう」
「Googleとかの検索エンジンから検索してくる人がほとんどみたいやな。それで、商品ページは結構見てくれてる……」
「『直帰率』、つまり最初の1ページだけ見て去っていく人の比率が少ないわけですね」
「うんうん。せやけどそこからお買い物ページに行くだけ行って……立ち去る……」
「お買い物ページの『滞在時間』は割と長いですよね。う~ん……このお買い物ページの入力フォーム、見づらくありませんか?」
「えっホンマ?」
「店主はずっとホムペを見ているから、多少変でも慣れてしまうんですよね。お客さんはせっかくお買い物ページまで来ても、入力フォームが見づらいのでめんどくさくなってやめてしまっているのかもしれません」
「何という事や……」
「とまぁこんな風にして、お客さんに人気のある部分、人気のない部分、出て行ってしまう部分などを調べる訳です。すると、ホムペの使いづらさとか、分かりづらさとか、そういう問題点が見えてきます」
「自分だけやと分からんもんやなぁ」
「このホムペの目的は『けんじさんの所の商品を買ってもらう』でしたね。お客さんがこの目的にまで到達してくれる、その事を『コンバージョン』と言います。残念ながら今、このホムペのお客さんのコンバージョン率はかなり低い。でもこのアクセス解析を行って、自分のホムペとお客さんのことをきちんと知れば、コンバージョン率を上げていくことが出来ます。頑張りましょう、けんじさん!」
「おう!……ところでなぁホムペくん。さっきから思ってたんやけど、このページを10回見てくれた人と、リピーターさんと、あと『トンテキ』を調べてた人って、もしかして……全部同じ人とちゃう?アクセスのタイミング的に」
「えっ、いやまさか……もしそうなら……何というか……」
「運命の出会い……?」
二人はごくり……とつばを飲み込みました。

セキュリティー対策をしよう!

blog08-1

「『SSL』とはセキュア・ソケッツ・レイヤー(Secure Sockets Layer)の略です。3文字に用語を略すパターン多いですね。インターネットでお客様と企業が個人情報をやり取りする時、関係ない人に見られても大丈夫なように暗号化する仕組みです」
「うんうん、それな」
けんじさんは知ってたで、という顔でうなずいています。
「ではけんじさん、この『SSL』に関係している『SSLサーバ証明書』とは?」
「そら証明書やから証明しとんのやな!」
「何を?」
「うちが!立派な!企業やと言うことをや!」
その堂々たる胸の張りっぷりはさすが社長の貫禄と言った所です。
「……まぁあながち間違ってはいません。SSLをサイトに導入するには、「認証局」という所に頼んで『SSLサーバ証明書』を発行してもらう必要があります。サイト経営者が認証局に発行を頼むと、認証局はこのサイトを経営している企業が実在しているかどうかを調べます。SSLでせっかくデータを暗号化しても、相手が実在しない偽企業だったら意味ないですからね。というわけで、SSLサーバ証明書を持っているサイトというのは個人情報を暗号化、かつ実在の証明までを行っているサイトなわけです」
「ええこっちゃ」
「次はお客様が実は悪者だった時に企業が身を守る方法ですね」
「敵に備える訳やな」
一国一城の主たるけんじさんは真剣な顔でホムペくんを見ています。
「まずは『ファイアーウォール』です。訳すと『防火壁』ですね。このファイアーウォールでこちらが『こういう奴が怪しい』と設定しておくと、それに当てはまるお客様とやり取りする前にシャットダウンする事が出来ます」
「これで完璧!」
「いやまだです」
「まだか!」
「ファイアーウォールで防げるのは『怪しいお客様』までですね。『普通のお客様』と安心した相手がヤバいデータを送り込んでくる可能性もある訳です」
「敵もさるもの……」
「悪者もどんどん進化しています。で、ファイアーウォールだけでは対処できない部分をカバーするための仕組みが、IDSやIPSと呼ばれるものです」
「『普通のお客様の送り込んでくるヤバいデータ』に対応する仕組みってこと?」
「その通りです。IDSは イントルージョン・デテクション・システム(Intrusion Detection System)、訳すと『侵入検知システム』。ヤバいデータを見つけたら知らせてくれます。警報みたいなものですね。もう一つがIPS、イントリュージョン・プリベンション・システム(Intrusion Prevention System)、訳すと『侵入防御システム』。これはヤバいデータを防ぐ所までやってくれます。こちらは警備員って所でしょうか」
「防火壁と、警報と、警備員な。なんか頼もしいなぁ」
「そうですね、ここまではレンタルサーバーを使っていると最初から導入してある事もあります」
「ふんふん…うちの借りてるサーバーやと、確かにもうこの3つは入ってるみたいやわ。じゃあこれ以上何もせんでええのんか?」
「そんな事はありません。というより、セキュリティー対策でここまでやれば絶対大丈夫ということは無いんです。さっきも言ってましたけど、敵もどんどん進歩してる訳ですから。だから、ひとまず今、自分たちがWEBサイトでやりたい事に対してどれ位のレベルの対策が必要か。それを調べて自分たちのセキュリティーに対する考え、『セキュリティーポリシー』を最初に決めてしまうべきですね」
「なるほどなぁ…」
「まずはこちらのサイトで自己判断してみてください。IPA(情報処理推進機構)という所が作っている自己診断テストです。http://www.ipa.go.jp/security/benchmark/
「おお、そんなものが。……それにしても、とりあえず自分の市場を作るのにばっかり目が行って、それを守る対策がおろそかになってたのがよう分かったわ」
「すぐに結果が出るものではないですから。でも、攻撃を受けて被害が出てしまった時にその責任を負うのは企業です。お客様と自分たちを守るために、備えは常にしておかないといけませんね」
「ほんまやなぁ……」

blog08-2

スマートフォン対応、する?

blog07

ホムペくんはちょっとえずきながら答えます。
「さ、さっきのホムペは『スマートフォン対応』しているんですね。こういうふうにホムペの内容は変わらず、並びかえて見やすく表示させるスマホ対応のデザイン方法を『レスポンシブデザイン』といいます」
「レスポンシブデザイン……」
またよく分からないカタカナ英語が出てきました。
なぜこんな風に難しい言葉にしてしまうのか、日本語に訳しちゃだめなのか。
そういえばなんで急に政治家は「マニフェスト」とか言い出したのか、「公約」でいいじゃないか、英語ならなんでも格好がつくと思っているのか。
でももうその「マニフェスト」も聞かなくなったし、本当、流行り廃りなんてあっという間ね…
ゆきこさんが人の世の儚さにまで思いを馳せていると、ホムペくんが続けました。
「ホムペがスマホ対応するためのやり方としては、主に二つあります。さっき言った『レスポンシブデザインで作る』方法と、『スマートフォン用サイトを別に作る』方法です」
「パソコン用とスマートフォン用と二つ作らなくちゃいけないってこと?手間が二倍じゃない」
「確かにそうです。それに対して『レスポンシブデザイン』の方は、一つのホムペのデータに対して何通りかの指示を行う事で画像を並び替えたり文字の大きさを変えたりしてるわけです」
「あら、じゃあ『レスポンシブデザイン』の方が簡単なのかしら」
「いえ、そうでもありません。何通りかの指示を行うという事は、指示するためのプログラムをいくつも書かなければいけないという事ですしね。それに、どんな指示にも対応出来るデザインを考えるというのは、それはそれで結構大変なんです。だから、今の所どちらにも同じくらい長所と短所がある感じですね」
「ふぅん……じゃあ、うちのホムペをスマホ対応にしたい場合、どちらの方法を選べばいいかしら?」
「そうですね……。ゆきこさんはホムペを毎日更新してますよね、『今日のおすすめ』とか。パソコン用とスマホ用を別に作る方法だと、更新する時に両方とも書き換えないといけません。レスポンシブなら、一回書き換えるだけで大丈夫です。頻繁に更新するホムペはレスポンシブの方が向いています」
「なぁるほど。じゃあ、スマホ用を別に作る方法ってどういう良い所があるの?」
「パソコンで見てもスマホで見ても良い感じの見た目にしたい、デザインががっちり決められたホムペに向いてます。パソコン、スマホとそれぞれに合ったデザインを別々に考えて作れますからね。使いやすさもアップします。短い期間だけ公開するキャンペーンサイトとかでしょうか」
「更新のしやすさ重視だったら『レスポンシブデザインで作る』、見た目・使いやすさ重視だったら『スマートフォン用サイトを別に作る』って感じかしら」
「その通りです」
ゆきこさんは改めて手の中のスマホを見つめました。
「……あれ、でもそういえば『タブレット』って言うのもあるわよね。パソコンよりは小さくて、スマホよりは大きいの。ああいうものへの対応はどうするのかしら」
「そこなんです、問題は」
ホムペくんは難しい顔をして腕を組みます。
「『スマホ』や『タブレット』だけではありません。今、本当に色々な画面サイズの端末がどんどん開発されてきているんです。つまり、あるとあらゆるサイズの端末に対応できるホムペを作る事が求められてきている訳です」
「どんどんやる事が増えるってこと?」
思わず眉根を寄せて聞き返しました。
「そうなんです。今は『タブレット』への対応はパソコン用のデザインをそのまま縮小して表示させることで処理している場合が多いです。でも今後画面サイズの種類が増えてきたら、それだけでは対応出来ません。一つ一つデザインを変えてそれぞれのサイズに対応したホムペを作る……では間に合わなくなる可能性もあります。なので、一つのデータを使い回す『レスポンシブデザイン』が今後主流になっていくだろうとは言われています」
「なるほどねぇ……うちもお客様のリクエストにはなるべく答えたいと思ってるけど、やっぱり限界があるし、より効率のいい方法を考えなくちゃいけない時もあるわ。みんな、見えない所でも頑張っているのねぇ」
「ほんとですねぇ」
ゆきこさんとホムペくんは二人でしばし物思いにふけりました。

CMSって何?

blog06-1

「CMSってなに?」
けんじさんの頭の上にハテナが浮かんでいます。
「コンテンツマネジメントシステム(content management system)、略して『CMS』。知識が無い人でもサイトを作ることができるというシステムです」
「そんなんあるんや!」
「今、このホムペはページ一枚一枚、上から下まで全部一から作っています。でも、アイコンとか、メニューボタンとか、どのページでも同じ部分を一回作っただけで使い回せたら……かなりムダが省けますよね」
「ふんふん、確かに」
「CMSはまさしくそういうことが出来るシステムなんです。同じ部分だけを先に決めておいて、後からその内容を更新してページを増やしていくんです」
「へぇ〜、内容だけ更新する、か……」
考え込んでいたけんじさんですが、ふと何かに気づいたように顔を上げました。
「それってブログに似てへん?ブログも内容の日記だけ更新していくやろ?ブログとはどう違うの?」
「う〜ん、かなり近いものではあります。でもブログは基本的に時系列で記事を管理するもので、それ以外の使い方にはあまり向いていません。その点CMSはもっと様々な管理方法で使う事が出来ます。だから会社概要ページとかもCMSで作れますよ」
「おお、ええやん!……でもあれやろ?お高いんやろ?」
「有料版も無料版もピンキリですが、最近は無料でもかなり機能が充実してます。ひとまず無料版で試してみるのもありなんじゃないでしょうか」
「なるほどね〜。ほなちょっとやってみようかな!」
早速けんじさんはCMSを使ってみることにしました。すると……。

blog06-2

CMSはサイトが大きくなると効率的な運用上不可欠なものですが、その反面テンプレート化により自由なレイアウトがとりずらくなります。
テンプレートの枠を超えるようなデザインをする場合、今までより更新が大変になったり、導入には通常より初期コストがかかるのでサイトの方向性にあわせてお使い下さい。
「なんや扱いやすくなったけど、前の方がおもろかったなあ」

デザインのコンセプトを決めよう

blog04

サイトデザインに限った話ではありませんが、何も無い所からものを作り出すのは大変なことです。
特にお客様からの依頼を受けて制作を行う場合、お客様のお持ちになっているイメージと我々のイメージが一致しないことはよくあります。
そのためイメージをすり合わせるための話し合いはとても大事なのですが……。
他人に物事を伝えるって大変ですね。

大体キャッシュのせい

blog03

キャッシュとは、ブラウザでホムペを見た時、次に同じホムペを見ようとした時により早くホムペを表示出来るように一時的にブラウザに保存しておくデータのことです。
あまり変更のない画像データなどが蓄えられている場合が多いです。
このキャッシュ、普通にホムペを見ている時はとても便利な機能なのですが、ホムペを更新した直後だと、蓄えていた古いデータの方を表示してしまい、更新した内容が見られない時があります。
更新が反映されない、そんな時はまずブラウザのキャッシュを疑い、これを消してみましょう。大半のブラウザでは履歴と同じ項目にキャッシュの事が書かれています。
ホムペを更新したはずなのに何も変わらない……修正が効いていない……それは大体キャッシュのせいなのです。
キャッシュのせいなのです。
キャッシュのせいなのです。

またお前か!

blog02

WEBサイト制作中に詰まってしまう所と言えば、レイアウト崩れとスクリプトの動作不良です。
ページの真ん中に表示させたい画像がなぜか隅っこの方で見切れていたり、メールフォームの送信が途中で止まってしまったり……。
そしてもう一つWEBサイト制作者を悩ませるのが、ブラウザによってページの表示内容が変わってしまうことです。
ブラウザはインターネット上のサイトを見るためのアプリ。
様々な種類があり、それぞれで少しずつサイトの見せ方が違ったりします。
つまりAというブラウザでは正常に表示されているのに、Bのブラウザではレイアウト崩れが……ということがよく起こるのです。
その分野で特に有名なのがInternet Explorer、通称IE。
他のどんなブラウザで見ても大丈夫なのに、IEでだけは上手く表示出来ない……。
なまじ利用者が多いため無視も出来ない……。
このことに多くのWEBサイト制作者が、悲しみ、憤り、「IE爆発し
……何でもありません。
スリーレコーズはInternet Explorer様の更なるご活躍とご発展をお祈り申し上げております。

SEO対策って?

blog05-1

「じつは……『SEO対策』が上手くいってないんですよぉ」
ホムペくんはしくしく泣きながらゆきこさんに訴えます。
「えすいーおー対策……?」
何が言いたいのかさっぱり分からない単語です。
「サーチ・エンジン・オプティマイゼーション(Search Engine Optimization)の略です。日本語で検索エンジン最適化と言います。ゆきこさん、Googleって知ってますか?」
「知りたいことを入力すると、代わりに調べてくれるサービスよね」
「そうです。Googleの他にもYahoo!検索とか、色んな種類があります。これらをまとめて『検索エンジン』と呼びます」
「ふんふん……。それで、その検索エンジンがどうしたの?」
「たとえばですね」
ホムペくんはお店のお品書きを持ってきました。

blog05-2

「だからSEO対策しなくちゃいけないんですぅ」
ホムペくんは今にも消えそうです。
「検索エンジンさんに見つけてもらうのね。何をどうすればいいの?」
「基本的には、『良いホムペ』になれればいいんです……」
「良い、ホムペ……」
ゆきこさんの頭にはぼんやりとしたイメージしか浮かびません。
「検索エンジンさんにとって『良いホムペ』とは、『みんなに必要とされるホムペ』のことなんです。ですから、検索エンジンさんがみんなに必要とされるホムペかどうかをどうやって判断しているのかを知れば、どうすればいいかも分かります」
「色々と基準がある訳ね」
「そうなんです。まず一つ目は、検索エンジンさんを使っている人たちが、ゆきこさんのお店を探す時にどんなキーワードを入力しているのかを調べることです。そのキーワードをホムペに載せておけば、検索エンジンさんがこちらを見つけやすくなるでしょ?」
「確かに」
「二つ目は、キーワードをホムペに載せる時に、検索エンジンさんに読めるようにしておく事です」
「検索エンジンさんに読めないものがあるの?」
「あるんです。というか、検索エンジンさんはいわゆる『テキスト』しか読めないんです。ドラッグして右クリックで、コピーしたり貼付けたり出来る文字のことです」
ゆきこさんはホムペの文字をドラッグしてみました。
「今日のおすすめ」が書いてある部分は、コピーしてテキストファイルにそのまま貼付けることが出来ます。
でも、お店の名前の部分はそれができません。
「お店の名前は画像なんですね。画像(代替テキストがないもの)や動画で書かれた文字は検索エンジンさんには読めません。だから、大切なキーワードはテキストで書いておかなくちゃいけないんです」
「ホムペに来てくれた人が読めるだけじゃあ、だめなのね」
「そういうことです。最後の三つ目は、見た人にたくさんリンクを貼ってもらうことです。見た人がリンクを貼ってくれるという事は、つまり他の人にも紹介したい、良いホムペである何よりの証拠ですからね。今は、FacebookやTwitterなど人々の間で情報を共有するシステムがたくさんありますから、出来るだけこういうのにも乗っかって、『いいね!ボタン』や『ツイートボタン』をつけてみましょう」
「ふんふん……これを全部やれば、すぐ検索エンジンさんに見つけてもらえるようになる?」
「すぐにというわけには行きません。検索エンジンさんにも調べ直すための時間が必要ですからね。でも、これらの事に気をつけて更新していけば、確実に検索エンジンさんに見つけてもらえるように……ああ!しまった!」
ただでさえ透けているホムペくんがさらに見えなくなっていきます。
「新しいホムペができて、私の存在感がどんどん薄く〜……」
ついにホムペくんは消えてしまいました。
「あわわ、み、見えない……なんとかしなきゃ!」

しばらく後。
ゆきこさんの努力の甲斐あってか、やっとホムペくんの体が見えるようになりました。
「ゆきこさーん、助かりました」
「ふぅ、よかったよかった……あれ?」
ホムペくんの足が、またちょっぴり透けたり現れたりしています。
「ああ、SEO対策はこれで終わりということがありません。常に変動していくものなんです。だからいつも気にかけておかないといけないんですね」
「なるほど……勉強し続けなくちゃ行けないってことなのねぇ。お店を続けるのと一緒ね」
ゆきこさんは苦笑いでため息をつきました。