「インターネット」を考えよう その2

ComicAug 04 2017Comments Off on 「インターネット」を考えよう その2

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「電話などインターネット以前のネットワークは『集中型ネットワーク』でした。『集中型ネットワーク』は管理が比較的簡単なのですが、壊れた時の復旧が大変という弱点があった。その弱点を解決するために、中継が複数ある、つまり『集中型ネットワーク』同士をつないだ『分散型ネットワーク』という概念が生み出されたんです。そうすれば一つ中継が壊れても、他の中継を使うことができる。インターネットはこの新たな概念を基にして世界中のネットワークを接続して一つにすることで、人々がどんな時でもつながっていられる環境を実現したわけです」
「『人々がどんな時でもつながっていられる』、か。すごいわ。もうインターネット抜きでは社会が成り立たないもの。インターネットを使い出す前とはきっと感覚も違ってるわよね」
ゆきこさんはため息をついてその変化の早さに思いを馳せました。
「そうですね、距離も時間も関係なくなった。自分の脳以外にもう一つ、みんなで共有出来る巨大な脳を手に入れたようなものかもしれません。生きた脳が変化し続けるように、インターネットも常に変化するものです。だからそんなインターネット上にある『ホームページ』もやっぱり、変化し続けることを前提に作られているんです」
「そうね、毎日頑張って更新しているわ。面倒なことも多いけど、どんな時でもつながっていられるものだからこそ、思いもかけない反応があったりするのよねえ」
「『ホームページ』はインターネット上の『もう一人の自分』です。人と人のコミュニケーションであるという点では、今までとなんら変りません」
「せっかくの便利な道具なんだもの。楽しく使い続けていきたいわね」
「そのお手伝いならお任せください!」
「よし、頼んだ!」
ゆきこさんとホムペくんは改めて固い握手を交わします。
「ところでホムペくん」
「なんです?」
「今のホムペくんって……その……何番目のホムペくん?」
「なに言ってんですか、何番目もなにもありません。私は私、ホムペですよ」
ホムペくんはふふふ……と笑いながら、ネットは広大なんです、とつぶやきました。